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四十九日法要の正しい服装を性別・年代別に解説! NG行為やマナーとは?

作成日:2023.12.22
最終更新日:
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小川如水のイメージ
監修者
小川如水
/(株)くらしの友 商事本部

東京都23区エリアを中心に、法事や葬儀などの施行業務を担当。法事・法要・仏壇や位牌のほか、墓地や墓石など、先祖供養に関連するさまざまな知識をもつエキスパート。

葬儀が終わると、初七日をはじめとしたさまざまな法要が定期的に行われます。法要の中でも、多くの方が耳にしたことがあるのが四十九日法要でしょう。四十九日法要を執り行ったり、参列したりする際には、どのような服装で行けばよいのでしょうか。

 

この記事では、四十九日法要の正しい服装やマナーについて解説します。

この記事で分かること

  • 四十九日法要では、男性や女性、子どもごとに服装のマナーが異なる
  • 髪型や靴、アクセサリー、鞄、化粧が派手にならないよう気を配らなければならない
  • 季節ごとに着こなしのマナーや避けるべき服の素材があるため、注意する
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目次

  1. 1 四十九日法要における性別・年代別服装マナー
  2. 2 四十九日法要における服装以外の身だしなみマナー
  3. 3 四十九日法要における季節別の服装マナー
  4. 4 四十九日法要とは?法事との違いも解説
  5. 5 四十九日法要における服装に関する6つのよくある質問
  6. 6 四十九日法要の服装マナーを把握しておこう

1 四十九日法要における性別・年代別服装マナー

四十九日法要に参列するときの服装は、男性・女性・子どもごとに異なります。ここでは、家族と参列者別に、男性・女性・子どもの服装マナーについて解説します。

1-1 男性

四十九日法要の服装男性解説図

男性の場合、家族と参列者はそれぞれ次のような服装で参列するのがマナーです。

服装
家族
・正喪服(モーニングスーツ、和装)
・準喪服(ブラックスーツ)
参列者
・準喪服(ブラックスーツ)
・略喪服、平服(落ち着いたカラーのスーツ)

正喪服・準喪服の場合、靴と靴下・ネクタイ・鞄などは黒で統一しましょう。

 

故人の家族は、参列者よりも軽装にならないように注意します。参列者は、故人の家族よりも格式の高い服装にならないように配慮します。故人の家族から「四十九日は平服で執り行う」との連絡があった際は、落ち着いたカラーのスーツを着用しましょう。

1-2 女性

四十九日法要の服装女性の解説図

女性の場合、家族と参列者の服装マナーはそれぞれ次のとおりです。

服装
家族
・正喪服(ブラックフォーマル、和装)
・準喪服(ブラックフォーマル)
参列者
・準喪服(ブラックフォーマル)
・略喪服、平服(落ち着いたカラーのワンピース、アンサンブル、スーツ)

正喪服・準喪服の場合、靴とストッキング、鞄などは黒で統一しましょう。黒であってもタイツは着用不可です。またネイビー・紺色のストッキングも法要に適していないとされているので避けてください。

 

正喪服の場合はブラックフォーマルや和装、準喪服の場合はブラックフォーマルを着用するのが一般的です。略喪服・平服で参列するのであれば、落ち着いたカラーのワンピースやアンサンブルスーツ、スーツ着用します。

 

妊娠している女性は、ご自身の体調と胎児のことをいたわる服装にしましょう。例えば、ゆったりとしたワンピースであればお腹への負担を軽減できます。

1-3 子ども

四十九日法要の服装子供解説図

子どもの服装は、年齢によって異なります。子どもが学生であれば、学校の制服が正装と認められるため、家族・参列者どちらの場合であっても着用可能です。制服がない学校に通っている場合は、次のような服を着用しましょう。

 

靴は黒い光沢のない革靴、靴下は黒か白の無地のものが望ましいです。革靴がない場合はスニーカーでも問題ないでしょう。

 

乳幼児は法要に連れて行かないのが無難です。どうしても連れて行かなければならない場合は、黒、紺といった色の服を着せましょう。

2 四十九日法要における服装以外の身だしなみマナー

四十九日法要で気を付けるべきなのは服装だけではありません。服装以外に次のような身だしなみマナーにも気を配りましょう。

  • ・髪型
  • ・靴
  • ・アクセサリー
  • ・鞄
  • ・化粧

2-1 髪型

  • ・ロング:黒のゴムで低い位置にまとめる
  • ・セミロング:まとめられない場合はヘアピンなどで留める
  • ・ショート:前髪が長い場合は顏にかからないようにヘアピンなどで留める

 

なお、髪をまとめるのにシュシュを使うことがありますが、普段使いのヘアアクセサリーですので、四十九日法要での使用は避けるのがマナーです。

2-2

四十九日法要に参列する際に履く靴は、男女ともに黒がマナーとされています。黒の靴がないからといって暗い色の靴を履くのはマナー違反にあたるので注意しましょう。

 

男性であれば色以外にも次のような点にも注意が必要です。

  • ・素材:ヘビ革やワニ革、スエード、エナメルを避ける
  • ・デザイン:W字型の飾りが付いたウィングチップを避ける
  • ・素材:ヘビ革やワニ革、スエードやエナメルを避ける
  • ・デザイン:ポインテッドトゥ、オープントゥを避ける
  • ・ヒールの高さ:3~5センチを超えるものを避ける

2-3 アクセサリー

男女ともに日頃からアクセサリーを身に着けている方は、法要時は外しておくのが無難です。結婚指輪やパールネックレスは着用するケースもありますが、次のような配慮が必要です。

  • ・小粒なパールにする
  • ・ダイヤが付いた指輪は石を手の内側に向ける

 

なお、不幸なことが再び起きてしまうというイメージにつながりかねないため、2連よりも多いアクセサリーは避けましょう。

2-4

2-5 化粧

四十九日法要は故人を弔う機会です。そのため、髪型と同様に派手な化粧は避けるのがマナーです。ファンデーションを塗ったら、眉毛を整え、ナチュラルなアイメイクを心がけます。口紅も落ち着いた色のものを塗るなど、必要最低限のメイクにとどめるよう心掛けましょう。

 

人目を引く派手な色のアイメイクや口紅は、法要の場にそぐわないので避けることが大切です。

 

葬儀の際のメイク方法を参考にしてみる

3 四十九日法要における季節別の服装マナー

四十九日法要は、1年を通じて執り行われる可能性があります。そのため、季節別の服装マナーも把握しておきましょう。特に夏、冬については暑い中もしくは寒い中で法要が行われるため適切な服装で参加する必要があります。

3-1

夏の暑い中の法要だと上着を脱ぎたくなるかもしれません。しかし、夏だからといって上着を脱ぐのはマナー違反になってしまいます。他にも次のようなマナー違反に注意しましょう。

  • ・袖が短い服を着る
  • ・腕をまくる

法要では、夏であっても肌の露出は控えるのがマナーです。しかし、近年では気温が高い日も多くなっているため、通気性の高い服を着る、冷感タオルを持参するといった方法で暑さ対策を講じましょう。

3-2

冬は防寒対策としてコートを着ることもできます。ただし、法要で着用するコートは毛皮のような殺生をイメージさせる素材を避けましょう。マフラーや手袋の素材にも同様の注意が必要です。なお、コートを着用している場合は会場内では脱ぐのがマナーです。

4 四十九日法要とは?法事との違いも解説

そもそも四十九日法要とはどのような法要なのか知っておきましょう。四十九日法要とは、故人が亡くなってから49日目に執り行われる法要です。故人が亡くなった日を1日目と計算します。例えば、10月1日に亡くなったのであれば11月18日が四十九日法要の日です。

 

亡くなってから49日目に法要が行われる理由は、仏教の教えが関係しています。人間は亡くなってから7日おきに裁きを受け、最後の裁きが実施されるのが亡くなった日から49日目です。このときに極楽浄土に行けるかどうかが決まるとされています。

 

そのため、家族は7日ごとに故人を偲んで、49日目には故人が極楽に行けるようにと大きな法要を執り行うのです。亡くなってから49日を過ぎると忌明けを迎えるため、結婚式や七五三などの晴れの席に出席が可能になります。

 

四十九日法要以外にも、法事としては、年忌法要が執り行われることがあります。年忌法要は、故人の命日に故人を偲んで執り行われる法要です。一周忌、三回忌までは、親族に加えて故人の友人が参加することもあります。

5 四十九日法要における服装に関する6つのよくある質問

ここでは服装のマナーについて、次の6つのよくある質問を紹介します。

  • ・身内だけで行う夏場の四十九日法要の服装は?
  • ・四十九日法要で女性がパンツスーツの喪服を着たらマナー違反?
  • ・四十九日法要は私服で参列してもよい?
  • ・四十九日法要を自宅にて家族のみで行う場合に準備するものは?
  • ・四十九日法要の流れは?

5-1 身内だけで行う夏場の四十九日法要の服装は?

四十九日法要を故人の身内だけで執り行うケースもあるでしょう。この際は身内の範囲で服装が異なります。例えば、お寺ではなく家族のみで自宅で行うのであれば、普段着でもマナー違反とはなりません。一方、身内だけであっても、家族以外の親族が参列する場合は略礼服の着用が望ましいでしょう。

5-2 四十九日法要で女性がパンツスーツの喪服を着たらマナー違反?

四十九日法要で女性がパンツスーツを着用することに対して、最近では問題ないとされるケースが増えていますが、無難なのはブラックフォーマルです。急な通夜でスカートやワンピースが用意できない場合や、小さな子どもがいて動きやすい服装で参加したい場合、また三回忌以降であればパンツスーツでも問題ないでしょう。

5-3 四十九日法要は私服で参列してもよい?

四十九日法要は、故人が極楽浄土に行けることを願う大切な法要です。そのため、特別な理由がない限り、私服での参列は避けましょう。平服で執り行われる場合であっても、男性であればダークカラーのスーツ、女性であればダークカラーのワンピースで参列するのが望ましいです。

5-4 四十九日法要を自宅にて家族のみで行う場合に準備するものは?

四十九日法要は、お寺ではなく自宅で家族のみで行うことも可能です。ただし、自宅で家族のみで行う場合であっても僧侶への依頼が必要です。そのため、お供え物や供花、本位牌、仏壇などに加えて3万~5万円ほどのお布施も事前に準備しておきましょう。

5-5 四十九日法要の流れは?

四十九日法要の当日の流れは、主に次のとおりです。

  1. 1.開式
  2. 2.読経と焼香
  3. 3.納骨式
  4. 4.会食

 

法要は親族、僧侶だけでなく、他の参列者も含めて全員そろってから開式します。納骨式を終えてからの会食では、食事を始める前に家族の代表者によるあいさつがあるのが一般的です。

5-6 四十九日法要の香典相場は?

四十九日法要での香典は1万円が目安です。しかし、中には2万円を香典として包むケースもあります。

 

四十九日法要でどれくらいの香典を渡すかは、故人との関係や会食の有無、地域のしきたりなどによって異なります。そのため、自分の立場や地域の相場などを確認した上で、香典を包みましょう。

6 四十九日法要の服装マナーを把握しておこう

四十九日法要での服装マナーは男性や女性、子どもで異なります。法要を執り行う家族の方針よっては、平服で執り行うと連絡があるかもしれません。しかし、平服であっても普段着での参列を避けましょう。また服装だけでなく、髪型やアクセサリーについてのマナーも把握しておく必要があります。

 

くらしの友では、葬儀はもちろんのこと、葬儀後の四十九日法要など、さまざまなサービスをご用意しています。事前の相談も受け付けているため、葬儀・法要などについて心配なことがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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